CONET企画資料060619

　近年、情報技術の高度利用により、土木施工の効率化、施工品質の確保、施工管理や監督検査における業務改善への研究・開発が盛んに行われています。しかし、施工現場での情報技術利用は、一般に普及したとは言いがたく、開発した技術も埋もれかけてしまっているのも事実であります。
今回のセミナーでは、「今、施工現場の情報化に求められるべきものは何か？」と題し、産学官のそれぞれ違った立場から、現在の施工現場における情報利用事例や建設機械や測量機器における研究開発事例を通じて、様々な問題提起をしていただきます。
　そして、本セミナーが情報技術の施工現場導入の活路を見いだし、建設機械の開発や施工技術のために有益な情報提供になることを願っております。また、発表会場が活発な意見交換の場として利用して頂けることも切に願っております。
　講演内容は、「情報化施工委員会」委員長の立命館大学　建山教授をお迎えして「岐路に立った情報化施工？」と題し、施工現場での情報化に関する今後についてご意見をお伺いします。
　午前のセッションでは、国土技術政策総合研究所が民間と連携して取り組んでいる「トータルステーションを用いた出来形管理トータルシステムの構築」のねらいを説明する。また、午後のセッションでは、土木研究所で実施しているロボット技術を融合させた建設機械を開発する「施工システム研究プロジェクト」や、国土交通省と民間で実施した情報技術を活用した現場施工事例について紹介していただくことを予定しております。