戻る

連絡担当者会社名:吉川工業株式会社
氏 名:范 超
部署名:ICTソリューション事業部
TEL:093-671-8660
FAX:093-661-3220
E-mail:c-han@ykc.co.jp
技術名称安全帯フック着脱確認システム「ハーネスアラート」
災害の種類(抑止可能なリスク)01墜落、転落
10踏み抜き
後付け
概要・活用方法①概要
本製品は、高所作業現場における墜落制止用器具の適切なフックの使用を促す目的で開発し、フック掛け忘れを検出する装置です。建設工事現場、土木作業現場、工場倉庫内など、安全帯ハーネスのフック掛けが必要な作業現場において、作業員がICタグ付きフックホルダからフックを外していない場合、フック掛けが行われていないと判断し、警報でフックの使用を促します。フックの使用管理を行う作業現場の種類に応じて、「ワイド型」、「ロープ型」、「スポット型」の3つのタイプから選択できます。
②活用方法
建設足場の張り出し部や開口部など、安全帯ハーネスのフック掛けが必要なエリアにおいて、フック掛け忘れ・未使用に関して、作業員が携帯するタグからの警報音や現場に設置する警報装置からの警告音を鳴らして注意喚起を行うシステムです。
特徴・効果①②により、作業者の安全帯ハーネスのフック掛け忘れや不安全行動による転落事故リスクの低減に貢献します。また、安全帯フック掛けが必要なエリアでフック掛けを行わない作業員がいる場合、本人および必要箇所に設置した警報装置が鳴り続けるため、安全帯フック掛けの励行効果が生まれ、結果として墜落・転落事故のリスク低減に繋がります。
オプションのIoTシステムを用いることで、リアルタイムで現場事務所および遠隔地からの現場状況確認が可能です。(どのエリアに何名が使用/未使用か、作業時間、ログ機能等)。これにより、現場安全管理者は現場作業員の安全帯フック掛けの有無をモニタリングすることができます。
活用上の注意点・現場環境に基づき、エリア設定機の取付け場所やエリアの距離設定の変更を行ってください。
・始業前にタグの電池残量を確認してください。
・バッテリーボックスで電源供給を行う場合、始業前に充電が行われていることを確認してください。
・スピーカー音量が工事現場内で聞こえる音量になっているかを確認してください。
価格等販売 :800,000円  レンタル :【短期】125,100円 【長期】別途相談
活用実績(件数又は現場数)20現場
特許・NETIS特許:有
NETIS:有 番号(QS-240022-A)
ホームページ等https://camino.hitachi-kenki.co.jp/products/
活用上の問題点
(残留リスク)
① 問題点(残留リスク)の内容と対応策
A
a. 安全帯に取り付けたフックの着脱確認を行うICタグの電池残量がなくなると、フックの着脱検知ができなくなる。
b. 本システムの各機器が正しく設置・利用されていない場合、期待通りに動作しないことがある。
c. 装置の電源入れ忘れ。
d. フック掛け忘れ警報装置が風雨や埃などの影響を受け、エリア設定機や受信機本体に水が侵入することによる機械故障。
B
a. ICタグの電池残量が低下すると、ICタグの電池残量LED(赤)が点滅し、断続的なブザーで電池残量が少ないことを警告する仕組みになっている。
b. ハーネスアラートの利用方法を記した「取扱説明書」や「取付要領書」を導入時に必ず配布し、現場での教育と正しい運用を行う。
c. 装置に通電しているかどうかを確認する電源LEDランプを装着し、始業前の電源確認をルール化する。
d. 装置の保護等級はIP65(一部 IP54)相当。ビニールカバーを使用することでさらに防水性能を向上させている。

② 対応策についての今後の計画
安全帯フックを親綱・手すりなどの掛け先に確実に掛けたことを判断できる装置の開発
備考
参考図・写真






留意事項
(1) 申請書の内容をホームページに掲載することについては、同意したものとみなします。
(2) ホームページに掲載する情報に対するついての責任は、提出者が負うものとします。
(3) 利用者からのホームページ等に掲載された情報に関する問い合わせについては提出者が対応するものとします。
(4) 掲載する写真や文章は著作権法等の関連法令を遵守し、個人情報の保護に配慮してください。