No・分類 | 12 ICT安全事例 |
---|---|
技術名称 | VitalEye |
技術概要 | 計測器を装着し、作業員の生体情報及び周囲の気温等を把握できるシステム。異常時にはアラーとが送信される。 |
基本情報
工種(大項目) | シールド |
---|---|
工種(小項目) | ニューマチックケーソン工 |
仕様 | 受注者独自 |
採用事由 | ②技術提案 |
採用目的 | ⑤健康体調管理 メンタルヘルス・作業環境改善 |
実施内容詳細
対象数量 | 立坑掘削(最大深さ25.1m、外径17.0m)における函内作業 |
---|---|
活用ICT | 人・行動センシング |
システム業者 | 株式会社 安藤・間(株式会社TAOS研究所との共同開発) |
導入効果・検証1 | 各作業員が装着する測定器(検出部)により、脈波(心拍数)、体温、活動量(3次元加速度計)をリアルタイムに計測することができる。また、測定器外部には温度計と湿度計も備えられており、作業員別に作業環境(WBGT値)を把握することができる。 |
導入効果・検証2 | 管理者コンソール(PC)では、作業員毎の測定データを確認することができる。また、これらの測定結果から、「熱中症予知」、「精神疲労検知」、「行動指標による危険予知」の3項目を分析し、それぞれの項目において、”通常の状態”か、”注意が必要な状態”か、または”危険な状態”であるかを時間トレース図により確認することができる。 |
導入効果・検証3 | 「熱中症予知」、「精神疲労検知」、「行動指標による危険予知」の何れかの項目で、”危険な状態”と判断された場合は、管理者コンソールにアラートが表示されると共に、本人が携帯する端末に対しても直接アラートが送信される。これにより、作業員が健康を損なってしまうのを、事前に防止することができる。 |
欲しい安全機能・改善したい機能
①測定器(検出部)は、額の部分に直接触れるように装着する必要があるが、長時間装着すると痛くなる。軟質な素材に変更する等の工夫が必要。
②作業の内容(狭い場所での作業等)によっては、ヘルメットに装着する測定器をぶつける。小型化、もしくはポケット等に携帯する形への改良が望ましい。
③測定したデータは、各自が携帯する端末(スマートフォン)を介して、VitalEyeのサーバにデータをアップロードするが、それらの測定値が端末には表示されない。測定値を端末で確認することができれば、作業環境の確認や体調の自己管理にも生かせる。
課題・要望事項
作業員の安全管理に対する取り組みとして好評であるが、(技術提案項目でもあり)費用はすべて請負者負担である。