No・分類 | 16 ICT安全事例 |
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技術名称 | トンネル坑内Wi-Fiシステム |
技術概要 | トンネル坑内にWi-Fiを構築し、連絡、進捗状況を把握できるものにしたシステム |
基本情報
工種(大項目) | シールド |
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工種(小項目) | シールド掘進工 |
仕様 | 受注者独自 |
採用事由 | ③自主導入 |
採用目的 | ②仮設備の安全 その他(通信・通話・情報共有) |
実施内容詳細
対象数量 | セグメント外径6.0m/内径5.25m、掘進延長4,077m |
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活用ICT | その他能力支援 その他(リアルタイム情報共有) |
システム業者 | 株式会社 安藤・間 |
導入効果・検証1 | トンネル坑内にWi-Fiを構築することにより、インターネット環境を利用した連絡・通信手段を場所を問わず獲得することができた。作業員間の連絡はもちろん、動画を用いた通信や、外部との連絡も地上にいる環境と変わらずに行うことができ、情報発信・収集能力を格段に向上させた。 |
導入効果・検証2 | ソーシャルネットワークを利用することにより、掘進状況・資機材搬入状況や不具合発生時による情報を一斉に配信することにより、より迅速な情報共有を可能とした。また近接施工時の計測状況、気象・河川水位情報といった外部情報の迅速な共有にも有効に機能した。 |
導入効果・検証3 | 各作業員に端末を提供することにより、緊急時における連絡・点呼・避難誘導などを円滑かつ迅速に実施できる環境が整っている。 |
欲しい安全機能・改善したい機能
トンネル坑内にいる作業員および機械、車両等の位置情報をWi-Fiアンテナで特定できるシステム開発が望まれる。これにより、輻輳作業の防止や機械、車両等オペレーターへの注意喚起や警報など、様々な活用が見込まれる。
課題・要望事項
ICTを活用するにはインターネット環境が必要不可欠である。都市トンネルや山岳トンネルなど閉塞された環境下でもインターネットに接続できる設備の積算体系を整備するなどにより、設計に取り入れていただきたい。