アンケートデータ

No・分類 19 ICT安全事例
技術名称 Iot技術を導入した車両系建設機械による災害防止
技術概要 3Dガイダンスシステム、重量計・モニタを土工重機に搭載した管理システム
基本情報
工種(大項目) その他(道路土工)
工種(小項目) 掘削工、残土処理工
仕様 受注者独自
採用事由 ③自主導入
採用目的 ①建設機械の安全 災害防止
実施内容詳細
対象数量 掘削工 129,000㎥、残土処理工(場外搬出) 128,000㎥
活用ICT 無人化・省力化 その他(機械センシング)
システム業者
導入効果・検証1

○人・ダンプトラック・建設機械相互の近接作業の削減
土工重機に3Dマシンガイダンスを搭載することで、現地測量業務と出来形確認作業が不要になり、接触災害の防止につながった。

導入効果・検証2

○積込バックホウに重量計を搭載
積込バックホウに重量計を搭載することで、正確な土砂積載重量を測定することが可能になり、過積載の防止による安全走行の確保につながった。

導入効果・検証3

○運転席に設置したモニターによる確実な伝達
建設機械の運転席に設置したモニターにより、相互の位置情報と施工状況の把握や、職員及び職長による指導・指示事項の確実な伝達を行い、災害リスクの低減につながった。

欲しい安全機能・改善したい機能

○重量計の精度向上
積込作業を行っている際、重量の計測結果に誤差がみられた。精度の向上が必要である。
○重機・大型車両の接触災害の防止
オペレーター・運転手が360°鮮明な映像で見ることができる機能、またはセンサーで感知すると自動停止する機能が望まれる。

課題・要望事項

○通信環境の整備
送受信が困難な山岳地帯など、現場条件に適応した通信環境の整備。
○通信速度の向上
タイムラグの解消やデータを回収する時間の短縮。
○耐久性の向上
過酷な現場状況に耐えられる、通信機器等の耐久性の向上。
○利活用方法の開発
得られる膨大なデータの取捨選択と有効な利活用方法の開発。