2.デリベリホースの劣化で火災になった事例。2題別の機械。どちらも20トンショベル
デリベリホース(ポンプから油が出る最も高圧のホース)は、アワメーターで6000時間ぐらいから劣化による油漏れが始まります。最初は「ニジミ」程度ですが次第にぽたぽたと滴り落ちるようになり、さらにそのまま放置するとバーストといって高圧の油が噴出して噴霧状態や水流状態で飛び散ります。それが高温のエンジン排気部品やマフラーにかかると、発火して火災になります。
例の1:カーカス(ホースの内部の鋼線)が内部から錆びて切れている例。作動油の中の水分でホースの劣化が進みます。
こんなにぼろぼろになる前に油がにじんできて劣化が見えるものです。
例の2:ホースのフランジが破損。もげる前ににじみで判るはずです。