No11
コード2
大分類掘削機械
中分類バックホウ(クレーン仕様)
発生日2013.05
天候
能力0.4m3
事故の型挟まれ、巻き込まれ
作業内容1資材揚重
作業内容2作業操作(揚重)(誤操作)
被災者共同作業員(玉掛者)
発生状況整備場新設工事でVS可変側溝(W400×H600×L2000約590kg)をクレーン仕様バックホウ(0.4m3)にて吊り上げ、移動作業を行っていた。吊り具は□90バタ角とスリングベルトを使用していた。被災者が2本目の荷降ろし作業で吊り具を外すのに手間取っていたため、バックホウオペレータが手伝うため降りようとした時、オペレータの右腕がバックホウの操作レバーに触れてバックホウのアームが下がり、被災者がVS可変側溝とバケットに挟まれて死亡した。
発生状況図版11
発生要因・バックホウのオペレータが車両系建設機械及び移動式クレーンの資格を保有していなかった・玉掛け者が玉掛け技能講習を受講していなかった・吊り作業で、クレーン仕様バックホウのクレーンモードを使用していなかった・被災者がバケットの下でオペレータに背を向けて作業した・専用の吊り金具を使用せずにバタ角・スリングベルトを使用した・当日の予定外作業であり、作業手順・作業指示が不明確であった
事後対策・無資格者に重機を運転させない(有資格証の確認)・無資格者に玉掛け作業をさせない(有資格証の確認)・吊り作業では、クレーン仕様バックホウのクレーンモードを使用する・重機に対面してバケットの外から作業する・吊り具は、専用吊り具を使用する(専用吊り金具以外の使用禁止)・予定外作業が発生したら連絡をもらい、職長と作業手順・リスクアセスメントを実施する