トラクタ技術委員会

概要

トラクタ技術委員会は、機械部会に属しており、「ブルドーザ」「ホィールローダ」に関する技術規格・標準の作成、改訂に加え、車両および施工技術(使用方法)についての技術調査等、幅広く活動しています。

委員会活動記録

令和4年9月更新

年度 活動内容
令和4年度計画
(2022年度)
  • 建機や他分野の技術動向・事例紹介を行い、ブルドーザ、ホイールローダへの普及を推進する。
  • ブルドーザ、ホイールローダ、その他の建機の安全性向上のために、技術動向、事例紹介を行う。また、i-Construction施工推進本部の安全施工WGの活動内容を把握し、必要に応じて支援する。
  • ブルドーザ、ホイールローダのエネルギー消費量試験方法(JCMAS H 021、H 022)の国際標準化(ISO化)について、作業燃費検討WGと連携した協議を継続する。
  • 革新的建設機械の導入について、国土交通省と連携して活動計画の検討を行う。また、次期国内排出ガス規制対応について、情報共有や意見集約を行い推進に協力する。
令和3年度
(2021年度)
  • 標準部会が推進しているJCMASに基づく「エネルギー消費量試験方法」のISO化について、標準部からISO国際WGの動向に関する情報を入手して委員会内に共有した。
  • i-Construction施工推進本部の安全施工WGについて、活動状況の情報を共有した。
  • 各委員から各社新製品の紹介を行い、建設機械の新技術動向の情報を共有した。
令和2年度
(2020年度)
  • 次期燃費基準値策定では、各社の燃費実態を基に適正な基準値案を審議した。審議した基準値案は、2月に開催された製造業部会 作業燃費検討WGで承認され、3月の国土交通省の「建設施工の地球温暖化対策検討分科会」に提案され、次期燃費基準値として了承された。
  • 標準部会が推進している燃費試験基準のISO化について、当委員会委員もISO11152WG国際会議に参加した。欧米からの強い要望の実稼働燃費試験と両論併記した技術仕様書(TS)の提出をFY21に見込む。
  • i-construction施工推進本部の安全施工WGについて、活動状況の情報を共有した。
  • 各委員から、各社新製品の紹介を行い、建機の新技術動向の情報を共有した。
令和元年度
(2019年度)
  • 各委員から各社のホイールローダの新製品の紹介を行い、建機の新技術動向の情報を共有した。
  • 次期燃費基準策定では、各社の燃費実態を把握し、適正な基準値について討議した。
  • ブルドーザ、ホイールローダのエネルギー消費量試験方法(JCMAS H021,H022)の国際標準化(ISO化)について、2019年12月に開催されたISO国際会議に参加した委員から情報を提供してもらい共有した。日本から提案しているJCMASの模擬試験に対して、欧米より実稼働試験の必要性の要望があった。
平成30年度
(2018年度)
  • 参加企業各社の新型ホイールローダ及びブルドーザの商品紹介を行い、建機の新技術動向について情報共有を図った。
  • 次期燃費基準策定では、現行基準下での申請及び未申請機種の燃費データも参考にしながら、クラス分け及び基準が適正となるように討議した。来期以降も継続討議する。
  • JCMAS燃費測定方法のISO国際標準化について、中国の動向等を含む情報を共有した。標準部と連携し、対応策を来期以降も継続討議する。
平成29年度
(2017年度)
  • 各社持ち回りでの新製品の紹介を通じて新技術の共有を図った。
  • 次期燃費基準策定に関連してホイールローダのクラス分けについて討議した。
平成28年度
(2016年度)
  • 2014年規制車を中心に、新商品紹介を行い最新技術動向の共有化を図った。
  • 省燃費運転マニュアルの改訂作業を行った。
  • 「建設車両用タイヤの選定・使用・整備・基準」の最終校正を行い発刊した。
平成27年度
(2015年度)
  • トピックスとして各社新商品の紹介を行い、新型機の技術動向について情報交換した。
  • 「建設車両用タイヤの選定・使用・整備・基準」の改訂に向け、掲載する引用文献のチェックを実施した。
  • 省エネ建設機械(ハイブリッド、電動、情報化施工)導入補助事業での燃費改善効果算出基準と計算方法、過去の経緯について再確認し、経済産業省に提言を行った。
平成26年度
(2014年度)
  • 低燃費型建機、排出ガス対策型建機の技術動向について、市場導入が開始された2011年排出ガス規制対応機械の商品を紹介し、技術的な視点からの意見交換を行った。
  • 5月26日にダンプトラック技術委員会と合同で、大型土工用機械の現場見学会として福岡県の五ヶ山ダム工事現場を見学した。
  • ハイブリッドホイールローダの商品化を睨み、現行のホイールローダのJCMAS H022燃料消費量測定の改訂原案を国内標準委員会に提出した。平成27年6月の正式発行を目標とする。

委員リスト

  会社名
 委員長  コマツ
   キャタピラージャパン(同)
   (株)クボタ
   日立建機(株)
   ヤンマー建機(株)
   (一社)日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所
 事務局  (一社)日本建設機械施工協会  

 

主な活動実績

令和4年9月更新

活動内容活動時期
ブルドーザ、ホイールローダのエネルギー消費量試験方法(JCMAS H021,H022)の国際標準化(ISO化)について、標準部会と連携して活動継続中。
平成30年度~
次期排出ガス規制の動向について、(一社)日本建設機械工業会(以下建機工)から入手した情報を共有。本活動は令和2年8月20日に環境省において「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について(第十四次答申)」が環境大臣に答申がなされたことで終了した。
平成30年度~令和2年度
次期燃費基準の策定に関して、基準値設定方法や基準値の妥当性及びクラス分け等について検討を行い、各社の燃費実態を基に適正な基準値案を審議した。審議した基準値案は、令和3年2月に開催された製造業部会 作業燃費検討WGで承認された後、3月の国土交通省の「建設施工の地球温暖化対策検討分科会」に提案され、次期燃費基準値として了承された。
平成29年度~令和2年度
建設業部会建設機械事故調査WGから提案された機械の安全対応について、各社でメリット、デメリットを調査。
平成29年度
各社持ち回りで新製品を紹介し、最新の技術動向に関する情報の共有継続中。
平成27年度~
「建設車両用タイヤの選定・使用・整備・基準」の改訂。
平成27、28年度
ダンプトラック技術委員会と合同で
・大型土工用機械の現場見学会として福岡県五ヶ山ダム工事現場を見学。
・(株)ブリヂストン北九州工場を見学し、建機用タイヤ技術者と意見交換実施。
・参加者10名。
平成26年5月26、27日
2名キャブ゙除雪ドーザの取扱いについて議論し、厚生労働省に委員会の見解を提出。
平成25年度
ハイブリッドホイールローダの商品化をにらみ、土工機械-燃料消費量試験方法-
ホイールローダ(JCMAS H 022)を改訂した。(平24~27)
平成24~27年度
土工機械-安全-第2部:ブルドーザの要求事項(JIS A 8340-2)、ローダの要求事項(JIS A 8340-3)の改訂案を作成。
平成22、23年度
土工機械-燃料消費量試験方法-ブルドーザ(JCMAS H 021)、ホイールローダ(JCMAS H 022)を改訂。
平成21、22年度
大型造成工事現場(情報化施工現場)(ホンダ寄居新工場建設)の見学。
平成20年5月21日
上記見学会について-建設機械シンポジウム-にて報告。
平成20年10月17日
ホームページの開設。
H18年8月